権利が剥奪されてしまうケースもあるブログ:151124


お子様のころ習っていたバレエ…
やめてからもずっと憧れていた。

娘が3歳でバレエを始めると、レッスン日が楽しみになった。
観ているだけで幸せだったが、
通い始めて間もなくささやかな夢が芽生えた。

「わたしも、もう一度バレエをやりたい」

でも、幼い男の子はどうする?
バレエなんて専業主婦にはぜいたく。
第一、身体が硬すぎるし、どうせわたしなんか無理…
そんな言い訳で、込みあがる気持ちを閉じこめていた。

そうして数年が過ぎ、
男の子の入園が決まった時、わたしの思いは一気に込みあがった。
このままやりたい事をあきらめて過ごすのは嫌だ!

自分の気持ちに正直になる決心をしたわたしは、
娘のバレエ教室の大人クラスに体験に行くことにした。

当日は、
いつもの教室に入るだけなのに緊張してドキドキ。

先生のいつもの笑顔にほっとし、周りを見まわす。
みんな何て身体が柔らかいんだろう…
本当にわたしにできるのかしら?

お絵描きしながら待つ男の子を気にしながらのレッスンだが、
わたしは必死だった。

もちろん、夢見ていたバレリーナのようにはいかない。
脚は伸びず、上がらず、開かず…
お子様のころはもう少し何とかなっていたはずだけど…

背中には奇妙な汗が滴るのを感じた。
レッスンが終わると、
脚はぱんぱん、身体はガチガチでへたり込んでしまった。

歳かな、情けない…と思いながらも
不思議と気持ちは軽かった。清々しかった。

1ヶ月に2回のペースで通うことに決めると、
わたしは胸がわくわくした。

お鍋をかきまぜながらバーレッスン、
歯みがきしながらヒザのスクワット、
テレビを観ながらストレッチ…
自然に身体が動き、背筋がすっと伸びるようになった。